廃車と点検とクルマの未来

地球温暖化や大気汚染という環境問題、廃車による資源・エネルギー問題、交通事故と交通渋滞など、クルマ社会は多くの問題を抱えながらも、車は便利でいろいろと役に立ち、しかも楽しい乗り物として、人々に使われています。車が引き起こしている問題を解決するために、車の点検をしたり、廃車問題について考えたりと、さまざまな努力が積み重ねられています。現在の車を点検してできるだけ改良する、車の流れを良くする、車の走行を減らす、ほかの交通機関の利用をすすめる、廃車のリサイクルを実現する、低公害車を実用化する、車の点検をしてインテリジェント化をはかる、といった方法や解決の道筋があります。これらの方法は、それぞれに効果があるはずで、そして効果をあげるためには、それぞれの方法を上手に利用することが大切です。

今、自分たちの周りを見れば、車は十分にいき渡っていますし、子どもの数は少なくなっていますので、これまでのように車の数が増えていくことはないでしょう。しかし、発展途上国の人々は、まだまだ車を必要としています。隣の中国を見れば分かることですが、あの広い国土を走っている車の数は、この狭い日本で走っている車の数よりも、はるかに少ないのです。今のクルマ社会をどのように変えていけばいいのか、どのような車にしていけばいいのか、そして、未来の車の形や機能は、どのようになっているのかと、想像の翼を広げて考えてみることが大切です。